胃がんの原因「ピロリ菌」

日本人の胃がんの80〜90%以上はピロリ菌が原因です

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、日本人における胃がん発症の主な原因とされる細菌です。
世界保健機関(WHO)も、ピロリ菌を胃がんの「確実な発がん因子」として認定しています。
感染していなければ胃がんはほとんど発症しないことが分かっており、ピロリ菌の有無を知ることが胃がん予防の第一歩となります。

除菌による胃がん予防効果

複数の研究により、ピロリ菌を除菌することで胃がんの発症リスクが30〜50%低下することが確認されています。
特に若い年齢で除菌を行うほど予防効果が高く、また胃潰瘍や十二指腸潰瘍の再発も大幅に減少します。

日本人における感染率

日本では世代によって感染率に差があります。若い世代では減少傾向にありますが、50歳以上では依然として高い感染率がみられます。

年齢層感染率の目安
40歳以上約20〜30%
50歳以上約30〜40%
60歳以上約40〜50%
70歳以上約50〜60%
40歳未満約10〜20%
※ピロリ菌に感染していても、自覚症状がない場合がほとんどです。

当院で実施しているピロリ菌検査

受診者様の状態や目的に応じて、最適な検査方法をご提案いたします。

  • 血液検査:簡便かつ短時間でスクリーニングが可能
  • 便中抗原検査:自宅採便が可能で、現在の感染状況を正確に評価。除菌後の判定にも有効
  • 尿素呼気試験:息を採取する検査。感染の有無を正確に評価でき、除菌後の確認にも有効

こんな方におすすすめ

  • 一度もピロリ菌検査を受けたことがない方
  • 50歳以上の方

には、予防的なピロリ菌検査をおすすめいたします。

当院では、ピロリ菌の検査から除菌治療、内視鏡検査による経過観察まで一貫してサポートしています。胃がんは「予防できる病気」です。

お問い合わせ、お申し込みはお電話またはメールにてお気軽にどうぞ
TEL:03-5860-2636 (平日8:30~17:15)
Email:yoyaku@medock.jp

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