心臓の検査

medockで行なっている心臓の検査には、CT・MR・超音波・心電図があります。簡単に内容をご説明いたします。

心臓CT検査

心臓の筋肉(心筋)に必要な栄養分は冠動脈という血管から送られます。

動脈硬化の影響で冠動脈が硬くなると、最終的には石灰化を生じてしまい、血管狭窄や閉塞の原因となります。その結果、狭心症や心筋梗塞を引き起こしてしまいます。

石灰化がどの程度ついているのかを計算することにより、狭心症や心筋梗塞発症のリスクを調べることができます。

造影剤を使用しないCT検査なので、副作用などの心配がなく安心してお受けいただけます。

検査時間は5分程度です。

心臓MRI検査

心臓の形や動き、血流の状態、心臓弁の状態を動画で観察します。冠動脈の狭窄や閉塞も同時に評価します。

こちらも造影剤を使用しません。検査時間は30~40分と少し長めです。

心臓超音波検査

超音波を用いて、体の表面から心臓の形や動き、血流の状態、心臓弁の状態をリアルタイムに観察します。検査時間は30分程度です。

心電図

心臓の電気的な活動を記録する検査です。不整脈や心臓の肥大、心筋虚血の状態などを観察します。

検査している間の心臓の状態を反映しますので、検査中に起きなかった異常は記録されません。

冠動脈石灰化

健康な血管には柔軟性や弾力性があります。

悪い生活習慣によって、血管はだんだんと硬くなります。

これを動脈硬化といい、高血圧、脂質異常、糖尿病などの生活習慣病や、運動不足、栄養過多、塩分の摂りすぎ、加齢、ストレス、喫煙習慣などがある方は、通常よりも動脈硬化リスクが高くなります。

動脈硬化が進行すると、血管を狭くし、詰まらせる原因となるプラークが生成されます。

プラークの主成分は脂質ですが、次第にカルシウムを主成分とする石灰に変化していきます。

この石灰に変化した状態を冠動脈石灰化とよび、動脈硬化が比較的進行した場合にみられます。

この冠動脈石灰化をCT検査により測定し、計算したものが冠動脈カルシウムスコア(Agatston Score)という数値です。石灰化の質と量を計算式に当てはめて得られるカルシウムスコアは、数値が大きいほど石灰化が硬く多い状態を表します。つまり、冠動脈疾患のリスクが高いといえます。

しかし冠動脈に石灰化があるからといって、必ずしも冠動脈狭窄が存在するとはかぎりません。

冠動脈石灰化スコアが『0』より大きい

石灰化スコアが0より大きいということは、すでに動脈硬化が進行しているということです。数値が小さい場合でも安心はできません。前述の通り、石灰化があるからといって冠動脈狭窄が存在するとは限りません。ですが、石灰化が小さいからといっても冠動脈疾患リスクはすでに高い状態です。動脈硬化の進行を抑えるために、信頼のおける心臓専門病院をご紹介し、専門医によるフォローアップを受けていただけます。

良いかかりつけを持っていただく。これもmedock心臓ドックの目的の一つです。

須磨コラム『心臓病』にも書かれておりますが、「心筋梗塞の治療はスピード勝負」なので、いざというときのために「良い病院、良い医師を見つけておく」ということが重要です。

冠動脈石灰化スコアが『0』

石灰化スコアが『0』の方の4%ほどに、治療を要する狭窄や閉塞があったという研究報告*があります。高血圧、脂質異常、糖尿病などの生活習慣病や、運動不足、栄養過多、塩分の摂りすぎ、加齢、ストレス、喫煙習慣などがある方は冠動脈疾患のリスクが高い方です。生活習慣を見直し、心臓にとって健康な生活を送ることで動脈硬化の進行を抑えることができます。

*J-STAGE『心臓』 Vol.48 No.9(2016):Agatston Score を用いた日本人における閉塞性冠動脈疾患の有病率の推定

気になる症状がある方はもちろん、今は症状が出ていなくても将来のリスクを評価することが出来る冠動脈石灰化スコアの検査は、造影剤を使用しない体に優しい検査です。蓄積されたデータから動脈硬化の評価を行い、高リスクの方には良いかかりつけをご紹介いたします。

ぜひ、medockの心臓ドックをご利用ください。

詳しくはこちらをご覧ください ☞ 心臓ドック

medock放射線課
放射線検査・CT・MRIなどを担当いたします。
丁寧な検査を心がけております。不安なことがございましたらいつでもお声がけください。

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