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施設設計について

Philosophy

設計理念

今日までの日本の建築のあり方は築40年を超えた建物はスクラップ&ビルドとし、新しく建て替えることを繰り返してきました。ここ数年、人々のあり方は随分と変化し、人も建築も長寿命でありたいと考えるようになりました。その時代の変化に応える建築の手法を模索し、1つの回答として「リファイニング建築」を行なっています。この建物は築30年を超えた建物でしたが、それを健診センターとして今後50年間使用できるように再生しました。人間も生まれて成長し、そして歳を重ねるにつれ、次第に不具合がおこります。この建物は、人間の諸臓器の検査を行い、健全に長生き出来るためのいろいろな助言と適切な対処を行う施設です。そのため、2015年の国連サミットで採択され、持続可能な世界を目指すことを提唱するSDGsの精神に則り、人と建物とが共存しながら、長く生きられるための施設を設計しました。そして、自然と人間とがうまく調和し、生き生きとした世界を目指し、人、物、心が一体となった新しい医療のあり方を示す施設になることを願っています。

Designer

設計者紹介

青木 茂(あおき しげる) 博士(東京大学工学) 一級建築士

大分県生まれ 青木茂建築工房代表取締役 大連理工大学客員教授 椙山女学園大学客員教授 日本文理大学客員教授 韓国モグォン大学特任教授 約30 年にわたり、独自に再生建築の定義を確立し「リファイニング建築」という名称で再生建築に取り組んでいる。
著書に「公共建築の未来」「住む人のための建てもの再生」「長寿命建築へ」 「REFINING CITY × SMART CITY」「団地をリファイニングしよう。」 「いつまでも美しく使えるリノベーション」「未来へつなぐリファイニング建築」など。
受賞に日本建築学会賞・業績賞(2001)、BELCA 賞(2001)、JIA 環境建築賞(2000) エコビルド賞(2002)、GREEN GOOD DESIGN AWARD(2009) グッドデザイン賞 (1999,2010,2012,2013,2014,2018,2019) JFMA 賞(2010)、日本建築防災協会耐震改修貢献者賞理事長賞(2012) 日本建築防災協会耐震改修優秀建築賞(2013,2015)、建築九州賞(2015) BCS 賞 (2015)、JIA 優秀建築100 選(2015)、BELCA 賞(2016) 公共建築賞優秀賞(2018)など。

Outline

設計概要

「リファイニング建築」とは?

リファイニング建築( 商標登録第4981412号)とは、建築家の青木茂が1999年に提唱した再生建築手法です。リフォームやリノベーションとは異なり、既存建物の耐震性能を建物の軽量化や耐震補強によって現行法レベルまで向上させるとともに、既存構造躯体の約80%を再利用しながら、建て替えの約60~70%のコストで、大胆なデザインの転換や用途変更、設備一新を行う手法です。建物の再生・長寿命化を図ることで、持続可能な建築・都市の構築を目指しています。

①既存建物の調査・現況把握を行い、法適合性や既存不適格の証明を行い、既存建物を現行法に適合させます。②構造については構造調査、耐震診断、躯体補修、耐震補強を行なった上で、施工した補修箇所を全数記録する「家歴書(※東京大学能城教授が提唱する建物の履歴書) 」を作成します。

①、②によって、既存建物の「遵法性」及び構造躯体の「健全性・耐震性」を確保します。これらにより新たな確認済証・検査済証の交付を受けることができ、老朽化した建物を新築同等のものに再生できます。中古建物と位置付けられている建物が、リファイニング建築により機能的・耐震的に新築と同等に生まれ変わり、既存建築ストックの有効な活用が期待できます。リファイニング建築を繰り返すことで、100年、200年と使い続けられる持続可能で環境にやさしい長寿命建築になると考えています。

工事前

工事中

工事後

「medock」×「リファイニング」
光・風・緑に開く健診センター

従来の機能的な健診センターを踏襲しつつ、光や緑に触れることのできる多様な場を付加しました。明るく快適な空間を巡りながら、リラックスして健診を受けることができ、みなさまに「また利用したい」と思っていただける施設を目指して設計を行いました。

建物1 棟をまるごと健診センターとすることは、四周が屋外なので外気に接しやすく、居室配置が自由に配置できることなどのメリットがあります。光が入る、明るく気持ちのよい待合スペースをゾーンごとに分散配置することで、多様な場を持った平面計画とし、みなさまが快適に健診を受けられるようにしました。

Measures

Withコロナ時代の施設のあり方

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、「3密(密閉、密集、密接)」を避けるよう政府から注意喚起が行われております。リスク要因の一つである「換気の悪い密閉空間」を改善する計画としています。

CheckPoint1

換気が十分に行われるように通常の換気能力の1 . 3 倍の換気能力を確保しています。

CheckPoint2

待合を分散させ、密度を下げつつ、自然換気の行えるプランを計画しました。